セミリタイアについて思うこと

気になったのでちょっと調べてみると、セミリタイアとは働かずして食べていくことだという認識の人が多いようです。不労所得というやつ。

貯金をして株をしたり、不動産で家賃収入があり、お金が勝手に入ってくる仕組みを作りあげて、働かないということなのですが、本来、意味は違います。

完全に仕事を辞めてしまうわけではないけど、ストレスにならない程度に働きつつ、自分の時間を大切にすることがセミリタイアです。大事なのは後半部分で、ストレスにならない、自分の時間を大切にするという点だと思います。

なにもしなくてもいい、楽することが一番だという勘違いは自分もありました。

毎日出勤しなくてはいけない環境にいると、そう思うのも無理はないです。しかし、楽を長期間体験すると、苦痛になります。やることがないとそれが逆にストレスになる。定年退職したかたが「家にいてもやることがない、暇」と言っていたことを思い出します。

そうなんです。暇は苦痛なんです。

このやりたいことというのもくせ者で、外部から与えられたものだとすぐに飽きます。ゲーム、アニメなんてすぐ飽きますしね。自分で考えて、作りだせること、という風に言ったほうがいいかも。

やりたいことがある!だから、不労所得だ!

これならわかりますが、

もう忙しいのは嫌だ!だから、不労所得だ!

これはあとあと、苦労するパターンです。自分がなにをしたいのか、自分で決めてこなかった人の末路が待っています。忙しすぎてもストレスになりますが、楽すぎてもストレスになるのです。面倒くさいところですが、バランスが重要というわけです。これは自分にとって、すでに検証済みです。

だとしたら、若いときから自分はなにをしたいのか問うのがやるべきことではないでしょうか。それがないのに不労所得の仕組みを作り上げても、別の問題が生じます。

両方取り組んでいけばいいし、浅く調べた限りでは、自分がない人が多いなあという印象。まあ、自分の場合は金儲けのことはほとんど考えたことがないので、逆なんですが。

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