…正直なめてました(泣)
ゲームにボイスをつけるのは、結構な手間でお金も発生します。
セリフ出力
ゲーム作成にはツクールmvを使ってます。まずはゲームから全セリフを出力します。これは以前作ったスクリプト(SentenceExtractor.js)を使えば可能でした。
そこからマクロを使って、ヒロインのHシーンのセリフ以外を削除します。そのあと、名前の部分を変更します。例えばアクター名はそのまま\n[1]と出てくるので、主人公の名前に変更します。
台本の作成
フリガナつけたり、演技指定したり、誤字脱字チェックしたりといった台本作りの作業になります。そうしないとボイスコ(声優)がわからないからです。自分の場合はエクセルで作りました。
追記:
最初に依頼したとき、会話なども台本に含めてましたので、かなりの量になりました。今は重要なところしか含めていません。同人のエロゲームで重要なボイス、それはエッチボイスですね。
自分の場合は合計で500文字ぐらいになります。
ボイスコに依頼
こちらの記事に詳しく書きました。
ボイス編集
依頼したボイスはシーンごとにまとまったボイスファイルとしてもらえます。なので、文章ごとに区切る作業がゲームの場合は発生します。
このファイルカット作業や名前づけも頼むことは可能でしたが、費用がかかるのでそこは自分がやることにしました。今後のことを考えると自分で編集できたほうが確実にいいです。
使ったソフトはaudacityです。
ボイスファイルを開いたあと、ダブルクリックでファイル選択。解析→音声の検出をします。
無音とみなすレベルの設定などの画面が出ますが、とりあえずデフォルトのままOKボタン。これで、ある程度自動的に音声を検出してくれます。
ラベル(検出した範囲)の数は9ですが、多すぎたりしたら音声の検出設定画面で最小無音間隔などを調整し、再度音声検出します。
ここからラベルをクリックして選択後、再生ボタンを押します。ちゃんと再生されるか一つずつ確認していきます。
・範囲の移動:〇の部分
・ラベルの作成:ctlr+B
・ラベルの削除:右クリックから
同時に、1や2などのラベル名も変更していきます。出力したとき、この名前がファイル名になります。
出来上がったら複数ファイルの書き出しで一括出力です。
書き出し先フォルダを選択し、フォーマットをogg、オプションの品質は1にして書き出しボタンを押します。容量削減のため、品質は小さくしました。
ゲームに反映
ゲームプレイ中、どうボイス再生するかの仕様を決めておかないといけません。
自分の場合はヒロインが喋っている文章とともに今流れているボイスを停止してから、次のボイスを自動再生するようスクリプトを組みました。その際、シーン番号-ボイス番号.oggという名前づけの仕様を決めました。
通常は、文章の前にSE演奏を挟む方法をとりますが、再生するボイスが多いのと、SE停止イベントも入るので、イベント内がぐちゃぐちゃになります。当然、SE演奏忘れなどのミスも頻発します。なのでスクリプトで自動再生する方法がいいでしょう。
ただ、一つ問題があります。デプロイメントで未使用ファイルを含まないにチェックを入れるのですが、ボイスファイルが削除されてしまいます。今回は数が157個もあるので専用のスクリプトを作り下のように入力し、削除を防止しました。
この仕様どうにかならんのか…。
ちなみにvscodeだとshift+Alt+クリックで複数行まとめて一括入力できるので、こういうときに便利でした。
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